2019年9月20日(金)

ノモンハン80年、平和誓う モンゴル東部で慰霊祭

2019/7/8 18:57 (2019/7/8 19:05更新)
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【ハルハゴル=共同】1939年に旧満州(現中国東北部)とモンゴルの国境付近で旧日本軍とソ連・モンゴル軍が武力衝突した「ノモンハン事件」の慰霊祭が8日、現場となったモンゴル東部のハルハ河近くで開かれた。今年は事件から80年。死傷者は双方合わせて4万人を超えるとされ、参列者は犠牲者に黙とうをささげ平和を誓った。

「ノモンハン事件」の慰霊祭に参加する人ら=8日、モンゴル東部ハルハゴル(共同)

慰霊祭は大阪市のNPO法人「日本モンゴル文化経済交流協会」が主催し、協会関係者や研究者ら日本人約30人が参加。草原に囲まれた集落の中にある慰霊碑に花や水を供えて黙とうし、モンゴルの伝統楽器の馬頭琴が演奏された。

慰霊碑は京都市の知恩院などが中心となって集めた寄付金で、2001年に建てられた。協会が同年に慰霊祭を始め、今年で4回目。協会の佐藤紀子会長(76)は「慰霊を通して事件の記憶を後世に残していければ」と述べた。

父親が軍医として出征し、ノモンハン事件に関わったという大分市の医師、松本文六さん(76)は「帰国した父が残した手記などを読んで概要は知っていたが、実際に戦場跡を見て、日本軍が不利な状況で戦っていたことがよく分かった。父の戦友たちの慰霊ができてよかった」と話した。

参加者らはこの日、主戦場となったハルハ河近くの高地に築かれた双方の陣地跡なども見学。周辺には当時のものとみられる装甲車や航空機の残骸、薬きょうなどが散らばっていた。

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