2019年8月25日(日)

「スポーツ通じ社会課題を解決」 坂井みずほFG社長 日経2020フォーラム

2019/7/8 19:00
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日本経済新聞社は8日、2020年東京五輪・パラリンピックを機に成長する日本のスポーツビジネスを議題に「第5回日経2020フォーラム」を東京・大手町の日経ホールで開いた。みずほフィナンシャルグループ(FG)の坂井辰史社長は講演で少子高齢化などの具体的な事例を挙げながら「スポーツを通じて社会的な課題の解決が可能だ」と指摘した。

今回は「東京2020からのスポーツエコノミー新潮流」がテーマで、みずほFGの坂井社長とアシックスの尾山基会長最高経営責任者(CEO)が基調講演をした。パネル討論では、米シスコシステムズ日本法人の鈴木和洋会長、データスタジアム(東京・港)の加藤善彦社長、男子プロバスケットボールBリーグ常務理事の葦原一正氏、元新体操日本代表の田中琴乃氏が参加した。

みずほFGの坂井社長は「東京2020とその先の未来に向けたみずほの挑戦」と題し講演。日本が直面する「デジタル化、少子高齢化、グローバル化の3つのメガトレンド」で生じる社会課題の解決にスポーツが貢献すると説明。同社はデジタル通貨「Jコインペイ」の決済などを展開しており、20年に向けて増えるインバウンド(訪日外国人)に対応すると強調した。

アシックスの尾山会長CEOは「スポーツビジネスの現状と今後」と題して講演した。東京五輪・パラリンピックに先立ち日本で今秋開催されるラグビーワールドカップ(W杯)の観客向けの「ナイトエコノミー」や、高齢者ら向け機能訓練特化型デイサービスなどの取り組みを紹介。走り方の分析や足のサイズ計測といったデジタル技術の活用事例を挙げ「デジタルを新たな成長ドライバーにしたい」と述べた。

パネル討論では参加者から、日本のスポーツビジネスの現状に「(米国に比べ)3周遅れだと思う」(葦原氏)といった指摘や、「引退後の人生まで考えている選手が少なく格差につながっている」(田中氏)などの意見が出た。

「スタジアム環境の差が大きい」(加藤氏)との見方も目立ち、シスコが関わった事例として、鈴木氏からは米大リーグのチームがあるアトランタ市のスタジアムを中心とした先進的な街づくりも紹介された。

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