「世界は中国を切り離せない」王岐山国家副主席
北京・清華大学であいさつ

2019/7/8 18:00
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【北京=羽田野主】中国の王岐山国家副主席は8日、北京の清華大学で開いたフォーラムで「中国の発展は世界と離れることはできない。世界の発展もまた中国を切り離すことはできない」とあいさつした。トランプ米政権の対中強硬派が主張する中国経済を切り離す「デカップリング」論を念頭にけん制した形だ。

王氏は「保護主義の台頭や大衆迎合主義の氾濫で、世界が多極化している」と述べ、追加関税をちらつかせて相手国に譲歩を迫るトランプ米政権の通商政策を暗に批判した。「第2次世界大戦以来の国際秩序はまさに崩壊にひんしており、人類は再び十字路に立たされている」とも話した。

「お互いの主権と領土を尊重し、自国のことはその国の国民が決めるべきだ」とも指摘した。習近平(シー・ジンピン)指導部には米中貿易交渉を巡る米国の要求について「中国は原則にかかわる問題では決して譲らない」(劉鶴副首相)などと反発した経緯がある。

王氏は2018年、国家副主席に就任した。それ以前は習指導部の反腐敗運動を推進する司令塔だった。最近はドイツやオランダを訪問するなど外交活動が目立つ。

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