NECが通信向けサイバー対策、電話網をAI分析

2019/7/8 16:30
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NECは8日、通信事業者向けのサイバー対策の製品を発売したと発表した。人工知能(AI)で電話網の制御信号などを分析し、サイバー攻撃の監視や検知にかかる作業の大半を自動化する。人手で通信を監視・分析するときよりも作業量を最大90%削減できるという。セキュリティー人材の不足に悩む通信事業者に採用を働きかける。

通信網の制御信号の正常な状態を学習したAIのモデルを使い、サイバー攻撃を監視・検出する。正常時から大きく外れた信号のやり取りを見つけると攻撃の可能性があると管理者に警告する。AIが警告を出した根拠を管理者が確認できる「ホワイトボックス型」のAIを採用した。

個々の攻撃の手口ではなく信号の異常を見つける仕組みであるため、未知のサイバー攻撃の検知に役立つ。一般に未知のサイバー攻撃を人手で検知するのは難しく、専門家でも膨大な時間がかかる。

制御信号を分析対象にしたことで、通信機器の種類に依存しにくいという特徴も備えた。AIを使う既存の監視・分析ツールは通信機器の動作記録(ログ)を分析するものが一般的。ただログの記述内容は機種によって異なるため、利用する通信機器を変更するとAIの頭脳に相当する学習モデルを大幅に改修しなければならない恐れがあった。

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