2019年8月24日(土)

街角景気、2カ月連続悪化 3年ぶり低水準

2019/7/8 16:12
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内閣府が8日発表した6月の景気ウオッチャー調査で、景況の方向感を示す指数(季節調整値)は前月から0.1ポイント下がり44.0となった。2カ月連続の悪化で3年ぶりの低水準となった。4~5月の10連休で需要の盛り上がったホテルなどサービス業で反動も出ている。米中摩擦の影響も続く。基調判断は「このところ回復に弱さがみられる」のまま据え置いた。

調査は景気に敏感な業種・職種の経営者や現場の担当者ら約2千人を対象に毎月25日から月末にかけて実施している。

3カ月前と比べた景気の現状判断指数(DI)は、家計関連が0.5ポイント下がった。特にサービス関連が3.5ポイントの低下で落ち込みが大きい。「ゴールデンウイークの反動が出ている」(東北の旅行会社経営者)といった声が目立つ。小売関連は0.4ポイントの上昇。「消費税引き上げ前の駆け込み購入が始まっている」(中国地方の家電量販店長)との指摘もある。

2~3カ月後の先行きの判断指数は0.2ポイント上昇の45.8と、5カ月ぶりに上向いた。「8~9月に駆け込み需要が見込まれる」(東海の百貨店業績管理担当)など、高額品を中心に消費増税前の需要への期待感がみられる。一方で増税後の反動減を心配する声が相次ぎ、停滞感も強い。

老後資産に関する金融庁の報告書に言及するコメントも目立った。「年金支給日前後も消費意欲が弱くなっている」(北関東の百貨店長)、「不安が大きくなり、消費どころか預金をしなくてはいけないような雰囲気が漂っている」(南関東の衣料品専門店経営者)などの見方が出ている。

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