ヒロシマと「アンネの薔薇」 芸術文明史家 鶴岡真弓

エッセー
2019/8/6 14:00
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日本経済新聞 電子版
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1980年代の初め、イギリス、ヨークの英語学校。R財団の奨学生として各国の若者たちと出会った。ブラジル人ミゲルは医者になって人の命を救いたいと話した。ベルギー人のフィリップは、家業を継いで「三代目」にならねばならないと語っていた。

その家業は「薔薇(ばら)の育種」だという。新種にチャレンジしてきた。彼の祖父は20世紀の戦火を乗り越えて、世界の人々が知る一輪の薔薇を創った人だった。

それは、ナチス…

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