2019年8月21日(水)

香港デモ「23万人」 深夜、一部が警察と衝突

2019/7/7 20:21 (2019/7/8 0:28更新)
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【香港=木原雄士】香港で7日、中国本土への容疑者移送を可能にする「逃亡犯条例」改正案の完全撤回を求めるデモがあった。1日に若者らが立法会(議会)の建物を占拠した後も散発的な抗議活動が続いている。デモ終了後も一部の参加者が残って幹線道路を占拠していたところ、警察は深夜に強制排除に乗り出して一部で衝突が起きた。

7日のデモはインターネット上で呼びかけられ、参加者は九龍半島の繁華街、尖沙咀(チムサーチョイ)を行進した。これまでの大規模デモは政府施設が集中する香港島で行われ、九龍地区で行われたのは初めて。

デモは香港と中国本土を結ぶ高速鉄道の玄関口である西九龍駅を終点として、本土の観光客に香港の実情を訴える狙いがあるという。中国本土客とのトラブルを警戒し、警察は厳重な警備態勢を敷いた。主催者側は23万人超が参加したと説明している。警察当局は5.6万人と発表した。

7日、香港の繁華街を行進するデモ参加者

7日、香港の繁華街を行進するデモ参加者

デモに参加した女子大生は「暴力行為には賛成しないが、政府も市民の声を無視し続けている」と話した。一部の参加者はデモを暴動とした政府見解の見直しを求め「暴動はない。あるのは暴政だけだ」と訴えた。

5日夜には子どもを持つ母親を中心とした抗議集会があり、主催者発表で8000人(警察発表は1300人)が集まった。立法会の破壊・突入には国際的な批判が出ているが、集会の参加者は「ともに前に進もう」などと連帯を呼びかけた。

香港政府は違法行為の刑事責任を追及する姿勢を示し、一連のデモに絡む逮捕者は50人を超えた。一方、デモ参加者が求める条例改正の撤回には応じていない。政府の姿勢に失望した若者の自殺が相次いでおり、香港メディアによると4人が条例反対などのメッセージを残して命を絶った。

6日には新界地区の屯門で、中国本土から来た女性集団のカラオケがうるさいと抗議する2000人規模のデモがあった。香港市民の間で反中的な感情が高まっている表れと受け止められている。

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