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米、シリア制裁で英と協力 イランへ包囲網

【ワシントン=中村亮】米ホワイトハウスは6日、トランプ大統領と英国のメイ首相が5日に電話し、シリアへの経済制裁の履行で協力していくことで一致したと発表した。英領ジブラルタルの自治政府がシリアに向かっていたイランの石油タンカーを拿捕(だほ)したことを踏まえ、米国は英国と連携してイランの石油の不正取引を封じ、同国経済に打撃を与える思惑がある。

イランの核開発を抑止する具体策については米英の意見の隔たりは大きい(6月28日、大阪)=ロイター

ジブラルタルの自治政府は4日、欧州連合(EU)の制裁に違反してシリアに原油を輸送しようとした疑いがあるとして、イランの大型タンカーを拿捕した。トランプ米政権は、協力関係にあるシリアのアサド政権とイランが制裁を逃れて原油を不正に売買していると疑ってきた。米国は欧州との連携を深めてイランの外貨収入源である原油輸出を遮断する狙いだ。

ホワイトハウスによると、両首脳はイランの核兵器保有を認めない考えでも一致した。イランはウランの濃縮度を2015年に結んだ核合意が定めた上限の3.67%よりも引き上げる考えを示している。米英は将来的な核開発につながりかねないとして警戒を強めている。

ただ米国は18年5月に核合意から一方的に離脱しイランに対する経済制裁を再開した半面、英国は核合意の維持を主張している。米英はイランの核開発に対する懸念を共有しつつも、核開発を抑止する具体策をめぐっては溝が深い。

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