2019年8月22日(木)

詐欺罪の巡査長を懲戒免職 京都府警本部長が謝罪

2019/7/6 11:46
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京都府警は5日、特殊詐欺対策の一環で知り得た情報を悪用し、高齢男性から現金1110万円をだまし取ったとして、詐欺罪で起訴された山科署巡査長の高橋龍嗣被告(38)を懲戒免職処分にした。植田秀人本部長は記者会見し、「言語道断で極めて遺憾。被害者の男性と府民の皆さまに深くおわび申し上げる」と謝罪した。

府警によると、昨年11月8日、京都市伏見区の無職男性(78)が高額の現金を引き出そうとしたため、金融機関が特殊詐欺被害を疑って通報。当時、伏見署管内の交番勤務だった高橋被告が駆け付け、男性の資産状況や生活保護の受給状況について把握した。

起訴状によると、高橋被告は同10~16日、男性に「お金を持っていたら生活保護は受けられませんよね。お金を預かって調べる」などとうそを言い、計1110万円を詐取したとしている。

男性は保護費を少しずつ貯金し、資産がたまってきたため役所に相談。同1日付で受給打ち切りになっていた。府警は、高橋被告が不正受給の可能性を示唆して男性を怖がらせ、だましたとみている。高橋被告は借金返済のためのめり込んだ投資に約800万円を使い、残りを借金返済や生活費に充て、ほぼ全額を使い果たしたとみられる。

事件を受け、府警は特殊詐欺が疑われる高額出金の通報を受けた場合、預金者の情報を本部で一元管理するといった再発防止策をまとめ、既に実施している。〔共同〕

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