2019年8月25日(日)

神戸空港にFDA就航 スカイマーク、那覇など増便

2019/7/6 6:55
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神戸空港にフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)が10月から新規就航する。同空港を拠点にするスカイマークも那覇、長崎、茨城の各路線を8月から増便する。神戸空港の1日の発着上限が60便から80便に緩和が決まって2カ月足らずで、初の就航・増便が決まった。

記者会見に臨む(左から)神戸市の久元喜造市長、FDAの三輪徳泰社長、スカイマークの市江正彦社長、関西エアポートの山谷佳之社長

記者会見に臨む(左から)神戸市の久元喜造市長、FDAの三輪徳泰社長、スカイマークの市江正彦社長、関西エアポートの山谷佳之社長

FDAの三輪徳泰社長が5日、神戸市内で記者会見し、神戸空港への就航を発表した。76席または84席の機材で10月27日からの運航開始を目指す。路線については早期に公表する方針だが、松本線や高知線の2路線を念頭に置いている。

同社が関西に定期便を飛ばすのは初めて。三輪社長は「神戸はあこがれの空港。飛行場サイズもちょうどよく、関西の拠点として魅力的だ。ビジネスや観光客を取り込んでいきたい」と話した。

スカイマークも同日、増便を発表した。8月1日から那覇、長崎、茨城の各路線で1往復ずつ計6便を増やす。市江正彦社長は記者会見で「要望が強かったお昼や午後の便を増やした。1年間で30万人の利用者を運べる」と意気込む。

2006年に開港した神戸空港は1日60便の発着枠があり、17年以降、航空会社はほぼ上限で飛ばす状態が続いていた。関西国際、大阪国際(伊丹)、神戸の3空港のあり方を話し合う19年5月の関西3空港懇談会で、神戸の上限が80便に、運用終了時間も午後10時から午後11時までの延長が認められた。

増えた20便の枠のうち、FDAの就航とスカイマークの増便で10便程度を使う見通し。空港問題に詳しい関西学院大学の上村敏之教授は「新しい航空需要を開拓するのは、機材の小さなFDAがベスト。鹿児島から札幌までネットワークがあり、新規就航便が好調なら路線拡大する可能性が高い」とみる。

神戸空港の18年度の旅客数は17年度比2%増の319万人と過去最高。神戸市の久元喜造市長は「(緩和の)決定から2カ月もたたず、スピード感のある対応で歓迎したい。空港利用者の利便性が格段に高まる」と話す。

空港は25年の国際博覧会(大阪・関西万博)に向けて国際化も検討課題となる。3空懇の座長を務める松本正義・関西経済連合会会長は設備の弱さを指摘した。「できれば(国際便を)神戸から飛ばせれば一番いい」(スカイマークの市江社長)との声があるなど、航空会社からの期待は高い。(沖永翔也)

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