村田製作所、コンデンサー原材料を増産 滋賀で工場増設

2019/7/5 19:40
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村田製作所は5日、電子部品の原材料を増産するため、滋賀県の工場に新たな生産棟を建設すると発表した。投資総額は140億円程度で、2020年11月からの稼働を目指す。自動車の電動化や次世代通信規格「5G」の普及などで中長期的に電子部品の需要が伸びるとみており、早期に増産体制を整える狙いだ。

村田製作所が滋賀県に建設する電子部品原材料の新生産棟のイメージ

増産するのはあらゆる電子機器に搭載され、同社が世界シェアの4割を握る積層セラミックコンデンサー(MLCC)などの電子部品に使われる金属電極材。滋賀県野洲市の事業所内に約140億円を投じ、地上7階建て、延べ床面積約2万3000平方メートルの新たな生産棟を建設する。

MLCCなどの電子部品はスマートフォン向けの需要が鈍化している一方、電気自動車(EV)や5Gなどで需要が高まるとみられている。村田製作所は18年に中国江蘇省でMLCCの工場増設を始めるなど、需要増加に備えた電子部品の増産を進めている。19年度はMLCCを前年度比で1割増産する計画だ。

電極材はMLCCをはじめ様々な電子部品に使われている。生産棟の増設で原材料の生産量を拡大し、電子部品を安定して供給できるようにする狙いがある。同社は19年度、工場棟の建設や生産能力増強、研究開発などを目的とする設備投資を3000億円見込んでいる。

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