FDA、神戸空港就航を正式発表 初の関西での拠点

2019/7/5 20:09
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フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は5日、10月27日から神戸空港に就航すると正式に発表した。松本と高知をそれぞれ結ぶ2路線を開設する方向だ。関西エリアを発着する定期路線は同社として初めてとなる。ビジネス、観光の両面で一定の需要が見込めると判断したもので、神戸を関西の拠点にして地方路線の拡大を一段と進める方針だ。

神戸空港就航を発表するフジドリームエアラインズの三輪社長(中、5日、神戸市)

神戸空港就航を発表するフジドリームエアラインズの三輪社長(中、5日、神戸市)

FDAは大手航空会社と競合しないよう、地方と地方を結ぶ路線に特化する戦略でネットワークを広げてきた。今回の神戸への進出で、就航地は17に増えることになる。神戸ではこれまでに、チャーター便の運航実績がある。

5日、神戸市内で記者会見を開き、神戸就航を発表した。具体的な路線は「調整中」として公表しなかったが、三輪徳泰社長は松本と高知をそれぞれ結ぶ路線について「もちろん有力な候補。時間帯の兼ね合いもあるので、他の候補地も含め調整している」と述べた。路線や運賃、運航スケジュールなど詳細は7月中にも発表する。

神戸空港への就航を決めた理由について、三輪社長は「後背地の人口が多く、空港のサイズもちょうどいい」と説明。「ビジネス客が多いと見ているが、神戸はエキゾチックな街で観光客も多い」と述べ、ビジネス、観光両面での利用が期待できるとした。

神戸空港では1日の運航便数の上限を、現状の60便から80便に増やすことを5月に決めた。三輪社長は「西(日本)に拠点をつくりたいと2~3年前から検討していた」としたうえで「時期が来たのでお願いにあがった」と述べた。5月の決定で広げられる発着枠はスカイマークの増便などにも使われるとみられているが「拠点にできるだけのポテンシャルはある」として、さらなる緩和に期待を示した。

会見に同席した空港運営会社、関西エアポート神戸(神戸市)の山谷佳之社長は「関西での新たな航空需要の掘り起こしができる」と歓迎。神戸市の久元喜造市長は「空港アクセスの改善や利用の促進に取り組みたい」と語った。

FDAは愛知県営名古屋空港(小牧空港、愛知県豊山町)を主力拠点にしている。現在は全国で19路線80便を運航。機材については2機を追加導入して16機体制にすることを6月に発表した。

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