2019年8月26日(月)

大成建設、天然石調の新建材 CO2排出量8割削減

2019/7/5 17:09
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大成建設は5日、製造過程で発生する二酸化炭素(CO2)の排出量を最大で8割削減できる天然石調の建材「T―ラッツォ」を開発したと発表した。高炉で銑鉄を作る際の産業副産物であるスラグを活用する。セメントを使わず、コンクリートを製造できるようになる。自社の開発センターで実際に使い、実用できることを確認したという。

大成建設が開発した「T―ラッツォ」。顔料や石を混ぜて多様な色が出せる

高炉スラグを活用し、建材に使える強度のコンクリートを製造する技術を確立した。コンクリートに使用するセメントはゼロか最大でも数%に抑えられる。1トンの原料からコンクリートを作る場合のCO2排出量はセメントの場合770キログラムなのに対し、高炉スラグを使うと27キログラムに削減できるという。高炉スラグは白色に近く、顔料とあわせると多様な色彩を出せるという。

床や階段の建材としての利用を想定。天然石に似た仕上がりになるという。顔料を混ぜて色を出す天然石調建材は、これまで白色セメントを主に使ってきた。白色セメントは海外からの輸出に頼っており、近年価格が上昇している。高炉スラグを使うことで白色セメントより価格を抑えられる可能性が高く、多様な場面での活用を狙う。

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