JT、高温タイプの加熱式たばこ 8月から全国販売

2019/7/4 21:13
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日本たばこ産業(JT)は4日、1月にネット通販サイトなどで売り出した高温タイプの加熱式たばこ「プルーム・エス」の全国販売を8月5日に始めると発表した。当初の予定を1カ月前倒しする。高温で葉タバコのスティックを加熱するタイプの製品で、紙巻きに近い吸いごたえが特徴だ。加熱式に切り替える喫煙者の需要を取り込む。

JTは加熱式たばこ「プルーム・エス」の全国販売を8月に始める

全国のコンビニエンスストアとたばこ販売店で売り出す。JTは7月から東京都や大阪府など6都府県で限定販売を始めていた。このほど全国への供給体制が整ったという。同じ加熱式ではすでに「プルーム・テック」「プルーム・テック・プラス」を全国販売しており、今回の「エス」で同社の製品が出そろう。

JTは製品ごとに加熱温度を変えて吸い応えの強さなどを選択できるようにし、喫煙者の細かな需要に対応していく戦略をとる。

国内の加熱式たばこ市場は、2016年に「アイコス」を全国発売して他社に先駆けた米フィリップ・モリス・インターナショナルが、シェアの大半を握る構図が続いている。JTが「プルーム」ブランドの全国展開を始めたのは18年7月と出遅れた。シェアも1割程度にとどまる。

20年4月には受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が全面施行される。たばこ業界への逆風はさらに強まるが、加熱式は飲食店などでの扱いが紙巻きの規制に比べ緩やかで、需要が伸びる可能性もある。

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