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グラフが「ゴールデンスラム」 1988年ソウル五輪

2019/7/5 6:30
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テニスが64年ぶりに五輪に復帰した1988年秋、シュテフィ・グラフ(当時西ドイツ)は疲れ果てて、開催地のソウルにやってきた。全豪オープン女子シングルスを皮切りに、全仏、ウィンブルドン選手権で優勝。数週間前に全米も制し、19歳ながら18年ぶりに年間グランドスラムを達成したばかりだったからだ。

ソウル五輪のテニス女子シングルスを制し、ゴールデンスラムを達成したグラフ(左から2人目)=AP

ソウル五輪のテニス女子シングルスを制し、ゴールデンスラムを達成したグラフ(左から2人目)=AP

それでも順調に決勝に進み、サバチーニ(アルゼンチン)と対戦。早々にブレークポイントを握られるなど、危ない場面が続いた。ただ、この年のグラフは神がかっていた。次第にリズムをつかみ、フォアハンドに回り込む形もさえて6-3、6-3で勝利。四大大会に五輪を加えた史上初の「ゴールデンスラム」を達成した。

当時、賞金がない五輪への男子選手の反応は鈍かった。だが、グラフらの姿に触発されたか、次第に男子トップ選手も出るようになり、今は四大大会に引けをとらないメンバーが顔をそろえる。それでもゴールデンスラム達成者は年間ではグラフのみ。生涯でも男子はナダル(スペイン)、アガシ(米国)、女子もS・ウィリアムズ(米国)しかいない希少な記録となっている。

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