2019年8月25日(日)

塚田氏に挑む野党統一候補 新潟選挙区、3人が出馬
参院選公示

参院選2019
2019/7/4 18:47
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21日投開票の参院選が4日公示された。新潟選挙区(改選定数1)は自民現職に野党統一候補の無所属新人が挑む、事実上の一騎打ちの構図だ。公示当日から政府、与党の有力幹部が応援に駆けつけ、候補者は街頭で支持を訴えた。安倍政権の評価や社会保障制度の在り方に加え、新潟が抱える人口減少や原子力発電所の再稼働問題などを巡り論戦が交わされる。

立候補したのは届け出順に、野党統一候補で無所属新人の打越さく良氏(51)、自民現職で3選を目指す塚田一郎氏(55)、諸派新人の団体役員、小島糾史氏(43)。

下関北九州道路の整備を巡る「忖度(そんたく)発言」で国土交通副大臣を事実上更迭された塚田氏の応援には、麻生太郎副総理兼財務相が駆け付け、2人そろって支持を訴えた。

■麻生氏とそろって

JR新潟駅の第一声で麻生氏は、選挙カーの前で赤いビールケースの上に立ち「意見が違うのに選挙のときだけ一緒にやるのはおかしい。これを野合と言うのではないか」と野党共闘を厳しく批判した。北海道出身の打越氏について「新潟に何の縁もない人が政策に反映できますか」とけん制した。

塚田氏は自らの「忖度発言」を謝罪したうえで「初心に立ち返り、今まで以上に新潟のために尽くしたい」と力を込めた。原発再稼働については安全な避難方法などに関する検証作業が終わらなければ再稼働に向けた議論はしないという新潟県知事の方針を「100%支持している」と強調した。10月の消費増税は「医療や年金、介護、子育てのための財源を確保するために必要」と述べた。

打越氏は4日朝、JR新潟駅前で第一声を上げた。「現政権は地方に耳を傾けているとは思えない。誰一人取り残さない政治へ変えていこう」と呼びかけた。原発再稼働については「しっかりと原発ゼロを打ち出す」と表明。消費税率の引き上げは「生活が苦しい人こそダメージが大きい」と批判した。

年金2000万円問題にも言及し「無責任な政治で安心した老後が過ごせる制度の見直しができるはずがない」と強調し、金融庁から報告書を受け取らなかった政府の対応を批判した。

■長妻氏は年金問題を批判

打越氏の応援に駆けつけた立憲民主党の長妻昭代表代行は「政府は戦後最長の好景気と言うが、日本社会は二極化している。相当苦しい人たちもたくさんいる」と強調。「年金問題にフタをしようとする安倍内閣の体質を打開するには野党の数を増やすしかない」と訴えた。

地元選出で立民の西村智奈美衆院議員は「私たちの税金が無駄遣いにされるのを許すのか、一人ひとりの生活に寄り添い、その思いをくみ取ったまともな政治へと戻すのか2つに1つの選択だ」と訴えた。

同じく新潟選挙区に立候補を届け出た「NHKから国民を守る党」の小島氏は、ツイッターやユーチューブを中心に選挙活動を実施する考えだ。NHKのスクランブル放送の実現などを公約に掲げる。

県選挙管理委員会によると、3日時点の県内有権者数は192万5666人。2016年の参院選に比べ、3万7872人減少した。(斉藤美保、井上航介)

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