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万達と米UPMC、中国で富裕層向け病院

【大連=渡辺伸】中国の商業不動産大手、大連万達集団(ワンダ・グループ)は中国で高度な医療サービスを提供する富裕層向けの病院を建設する。米医療機関ピッツバーグ大学メディカルセンター(UPMC)と組み、四川省成都市で開業する。総投資額は60億元(約900億円)。中国では高齢化により病院の需要が増えており、米国の高度な技術を取り入れる。

万達はこれまでも主力の商業施設やマンションを開発する際、病院を併設することはあったが、外国企業と共同で病院を手掛けるのは初めてだ。総建築面積は40万平方メートルで、開業予定時期は明らかにしていない。

UPMCは病院の経営者ら5人を派遣するほか、10人ほどの医師を常駐させる。中国人の医療関係者ら50人をUPMCの米国本部で引き受け、3カ月間訓練もする。

万達とUPMCは2018年9月、病院開発で提携する契約を結び、土地の選定などを進めていた。今後、他の主要都市でも同様の病院を展開する考えだ。

中国の病院は一般的に非常に混雑していてサービスの質が低い。先進国に比べ重大な病気の治療技術も高くなく、富裕層は医療技術の高い日本やシンガポールに行って治療を受けることが多いため、両社は需要が見込めると判断した。

万達は10年代前半から、国内外で映画製作会社などの大型買収を重ねた結果、借入金が膨張した。17年から中国当局による融資制限を受けて経営難に陥っていたが、資産を売却して有利子負債を圧縮し、商業施設やテーマパークなどの開発に再びカジを切っている。

UPMCは1893年に創立した。40の医療機関を運営し、年間売上高は約190億ドル(約2兆円)に上る。

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