挑む鉄大国、ベトナム現地ルポ 東南アの供給基地に
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ベトナムが「鉄の国」として存在感を高めている。旺盛な建設需要を背景に鋼材消費量は過去10年で2倍になった。中国などからの輸入に頼っていたが、国内に高炉をつくり鉄を一貫生産する「自国産化」が進む。一方で米中貿易摩擦のリスクや投資拡大による過剰生産への懸念もある。鉄大国に挑むベトナムの成長力と課題を追った。
■FHS、ベトナム初の高炉一貫製鉄所
首都ハノイから400キロメートルのハティン省。農村の真ん中...
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