全国最多の改選定数6 東京選挙区は激戦に

2019/7/4 12:42
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参院選が4日公示され、17日間の選挙戦がスタートし、候補者らは街頭で声を上げた。全国最多の6議席を争う東京選挙区では、自民党と立憲民主党が候補者を2人ずつ擁立するなど激戦区となっている。投開票日は21日、有権者はどのような民意を示すのか。

2013年参院選の東京選挙区で2議席を獲得した自民党は、いずれも現職の丸川珠代氏(48)と武見敬三氏(67)の議席維持を狙う。

前回はトップ当選した元アナウンサーの丸川氏は高い知名度を背景に幅広く支持を訴える。午前10時から港区内で第一声。五輪相を務めた経歴から「五輪・パラリンピックを子供にとっても大人にとっても誇りを持てる大会にし、その後の東京の発展につなげる」と強調した。

武見氏は元厚生労働副大臣や世界保健機関(WHO)親善大使などの経歴をアピールし「活力ある健康長寿社会の実現を」と訴えた。前回は最下位当選だったが、今回は支持基盤の医師会などに改めて支援を求めている。

公明党は党代表の山口那津男氏(67)が4選を目指す。神戸市での街頭演説で「少子高齢化がものすごいスピードで進んでいる。この荒波を乗り越えるためには政治の安定が必要だ。そのためには連立政権に公明党がいなければならない」と力を込めた。

野党第1党の立憲民主党は元都議の塩村文夏氏(41)、元新聞記者の山岸一生氏(37)の新人2人を擁立した。16年参院選の東京選挙区で旧民進党は2議席を獲得しており、今回も2議席を狙う。

「安心して年をとれる日本にしていきたい」。塩村氏はJR新宿駅前近くで第一声を上げ、年金制度の問題などに取り組む意気込みを語った。同じ場所で山岸氏も「忖度(そんたく)、隠蔽、改ざんが政治で起きているのを見てきた。物が言えない空気を変えたい」と強調した。

国民民主党新人の水野素子氏(49)は地元の吉祥寺駅近くで選挙戦をスタート。小学生2人を育てながら宇宙航空研究開発機構(JAXA)で働く水野氏は「保育園の不足や子供を預けられる時間が短いなど、日本は多くの保育の問題を抱えている」と訴えた。

「若い世代が希望を持って働けない社会を変えたい」。13年参院選で12年ぶりに東京選挙区の議席を獲得した共産党は吉良佳子氏(36)の再選を目指す。吉良氏はJR新宿駅近くで「過労死を生み出すような働き方をなくす。給料が安いから長時間労働がなくならない。時給1500円を実現する」と語った。

13年参院選で初当選した山本太郎氏(44)は政治団体「れいわ新選組」を設立。今回は比例代表で出馬し東京選挙区は新人の野原善正氏(59)を擁立した。日本維新の会からは前都議の音喜多駿氏(35)が立候補した。

このほか4日午前11時20分時点で立候補を届け出たのは社民新人の朝倉玲子氏(60)、無所属元職の野末陳平氏(87)、いずれも諸派新人の七海ひろこ氏(34)、大橋昌信氏(43)、溝口晃一氏(50)、佐藤均氏(48)、横山昌弘氏(76)、大塚紀久雄氏(78)、いずれも無所属新人の森純氏(71)、関口安弘氏(67)、西野貞吉氏(83)。

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