JR吉都線の路盤流失 通勤通学に支障、宮崎
JR吉都線は今回の大雨に伴い、宮崎県の小林―西小林間で「路盤」と呼ばれる線路の下にある土が流失した。復旧には時間がかかるとみられ、通勤通学に支障が出ている。

吉都線はJR九州が昨年3月に大幅減便をした在来線。同社や国土交通省によると、被災したのは山あいに敷設した線路で、脇は斜面で下に川が流れている。路盤が幅約25メートル、高さ約10メートルにわたり崩れ、線路が宙に浮いたような状態になった。応急措置として、土のうを積んで土台を造る必要があるという。JR九州は、早ければ週明けにも代替バスを走らせることを検討している。
沿線にある県立小林秀峰高では、吉都線を利用する生徒が路線バスや保護者の車で登下校。同高の教員は「この状態がいつまで続くのか。生徒から不安の声もある」と話した。〔共同〕