2019年8月18日(日)

独コンチネンタル、30年までにエンジン開発打ち切り 2万5千人転換

2019/7/4 3:00
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コンチネンタルのエルマー・デゲンハート社長(3日、独ハノーバー)

コンチネンタルのエルマー・デゲンハート社長(3日、独ハノーバー)

【ハノーバー=深尾幸生】自動車部品世界2位の独コンチネンタルは3日、2030年までにガソリンやディーゼルなどの内燃エンジンの開発を打ち切ることを明らかにした。同事業にかかわる約2万5千人を配置転換する。50年までにほぼすべての新車が電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)になると見込んでおり、事業のシフトを進める。

独ハノーバーで開いた技術説明会でエルマー・デゲンハート社長は「今から28、29、30年にかけて強制的な解雇を防ぎながら順次移行していく」と述べた。

コンチネンタルは20年に内燃エンジンなどの動力機構を手がけるパワートレーン部門を上場させる。同部門は世界で5万人を抱え、その約半分が内燃エンジンに携わっている。さらにそのうちの5千~1万人の技術や知識は役に立たなくなるといい、研修プログラムを提供してほかの職種への転換を促す。

コンチネンタルは自動車業界の大きな流れとして、25年に開発が始まり、30年に生産が始まる内燃エンジンが最後の世代になると予測する。同社は独ボッシュやデンソーなどと並ぶ内燃機関向け部品の大手だが、EVやハイブリッド車向けのモーターやインバーターなどのシステム部品を強化し、パワートレーン向けの売り上げを伸ばす考えだ。

電動化をめぐっては、英仏などの政府が40年までに内燃エンジン車の販売を禁止する方針を示しているほか、欧州連合(EU)や中国は事実上、EV化を進めるしかない規制を導入している。

コンチネンタルの主要顧客である独フォルクスワーゲン(VW)は30年に新車販売の4割をEVにする方針。独ダイムラーは39年以降に発売する新車はすべてEVやFCVなどの二酸化炭素(CO2)を排出しない車両にする目標を打ち出すなど、自動車大手も内燃エンジン車から電動車へのシフトを急速に進めている。

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