参院選公示 21日投開票、安倍政権の信任問う

2019/7/4 8:30 (2019/7/4 13:35更新)
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(左上から時計回りに)第一声を上げる安倍首相、立憲民主党の枝野代表、国民民主党の玉木代表、社民党の吉川幹事長、日本維新の会の松井代表、共産党の志位委員長、公明党の山口代表

(左上から時計回りに)第一声を上げる安倍首相、立憲民主党の枝野代表、国民民主党の玉木代表、社民党の吉川幹事長、日本維新の会の松井代表、共産党の志位委員長、公明党の山口代表

第25回参院選が4日公示され、21日投開票に向けた選挙戦が始まった。2012年12月に発足した安倍政権が信任されるかどうかが論点となる。自民、公明両党が非改選議席をあわせた過半数を得るかが注目される。安倍晋三首相が意欲を示す憲法改正に前向きな「改憲勢力」が3分の2に届くかも焦点だ。

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立候補の届け出は4日午前8時半から午後5時まで。選挙区は各都道府県の選挙管理委員会、比例代表は東京・霞が関の中央選挙管理会で受け付けた。午後1時20分現在の立候補者数は選挙区213人、比例代表146人の計359人。前回は選挙区225人、比例代表164人の計389人だった。

参院議員の任期は6年。参院選は選挙時期を3年ずらし、半数ずつを改選する。18年に参院の総定数を6増する改正公職選挙法が成立したため、今回の選挙の改選定数は16年参院選に比べ3増の124議席となる。内訳は選挙区74、全国1ブロックの比例代表が50。

今回の選挙から比例代表で政党が指定する候補を優先的に当選させる「特定枠」が導入される。各政党ごとに(1)特定枠の順位順(2)候補者名の得票順――で当選者が決まる。埼玉選挙区は改選定数が1増し、4議席を争う。

公示を受けて各党党首らは各地で第一声を上げた。

首相は19年11月に首相としての通算の在職日数で桂太郎を抜き、歴代最長となる。首相は参院選の争点に「政治の安定」を掲げており、安倍政権が進めてきた経済政策「アベノミクス」などを信任するかが問われる。首相は「憲法改正を議論するのか、しないのかを問う」とも語っており、改憲の是非も論点となる。

一方、立憲民主、国民民主、共産、社民の4野党は全国に32ある改選定数1の「1人区」で候補者を一本化して与党に対抗する。老後資産に2000万円が必要とした金融庁審議会に端を発した年金問題や消費税増税の反対で足並みをそろえる。

憲法改正を巡っては、立民などの4野党は憲法9条改正で自衛隊を明記する自民案に反対している。日本維新の会は教育無償化などの3項目の改憲に賛成している。

勝敗ラインについて首相は、与党で70議席を保有する非改選議席を含めて過半数にあたる123議席と設定した。今回、与党で53議席を獲得すれば達成する。

憲法改正に前向きな「改憲勢力」が参院で憲法改正の発議に必要な3分の2にあたる164議席に達するかも焦点となる。無所属議員を含めた非改選の議員は78人で、今回の選挙で改憲に前向きな議員が86議席以上を占めれば3分の2に到達する。

21日は一部地域を除いて午後8時に投票を締めきり、即日に開票する。22日未明には大勢が判明する見通しだ。

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