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工場用地欠陥で2.7億円賠償請求 タダノが香川県提訴

建設用クレーン大手のタダノは3日までに、高松市内で新工場を建設するために香川県から購入した埋め立て地で陥没などが生じたのは県の対策が不十分だったからだとして、追加の工事費用など約2億7千万円の損害賠償を求めて高松地裁に提訴した。陥没などが予測できたかどうかが争点となるもよう。県は争う姿勢を示している。

訴状などによると、タダノは2016年7月に香川県が埋め立てた「高松港香西西地区」の土地20万平方メートルを24億4千万円で購入する売買契約を結んだ。17年11月に着工し、18年12月末の完成を予定していた。

しかし、埋め立て地で地盤の陥没が見つかり、工事の掘削部分で海水が湧き出していることなども判明。追加で対策工事をした結果、完成が3カ月遅れた。追加工事の費用1億7千万円と完成が遅れたことに伴う1億円の損害を合わせた計2億7千万円を香川県に求めている。

売買契約には地盤沈下などの欠陥があった場合、タダノの責任で対応し損害賠償の請求はできないと記してある。だが別の書面で「予測できない欠陥があり、タダノに損害が発生した場合は県が責任を負う」との特則が盛り込まれている。

タダノと県は事前に協議したが、特則の解釈を巡り決裂した。陥没を事前に予測できたかどうかなどが争点となる見通しで、県の港湾課の担当者は「裁判の中で主張していく」と争う姿勢を示している。

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