九州豪雨、集配や配達に影響 店舗・工場の休業も

2019/7/3 18:46
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九州を襲った豪雨で、企業活動にも影響が出ている。生活への影響が大きいのは宅配便の集荷や配達の停止だ。佐川急便は鹿児島、宮崎両県の全域で集配を中止した。ヤマト運輸も鹿児島市、鹿児島県の霧島市、姶良市で営業所計23カ所を休止し、全国から同県内への荷受けも止めた。今後、九州南部や四国で配達が遅れる可能性があるという。

激しい雨で増水した宮崎県都城市の大淀川(2日午前)=共同

日本郵便は鹿児島市と同県姶良市の全域、同県霧島市の一部で郵便局の窓口業務を休止した。熊本、宮崎、鹿児島の3県で郵便物や「ゆうパック」の配達が遅れている。

一方、ホンダは二輪車などを生産する熊本製作所(熊本県大津町)で3日夕から翌早朝までの稼働を取りやめた。従業員の安全に配慮した。工場設備やサプライチェーン(部品供給網)に影響はなく、4日は通常通り稼働する予定だ。

外食や小売りでも店舗の臨時休業や、閉店時間の繰り上げが相次いだ。

鹿児島県内に10店舗を展開するリンガーハットは9店舗で営業を見合わせ、商業施設内の1店舗も午後3時をメドに営業を休止した。食材の配送が滞り、従業員の出勤も困難と判断した。4日は通常営業の予定だ。

すかいらーくホールディングス(HD)はレストランのガスト鹿児島吉野店(鹿児島市)などで営業を休止している。3日の営業休止は10店舗程度になる見通しだ。ゼンショーも鹿児島市と同県霧島市のココス2店の営業を休止した。

タリーズコーヒージャパンが運営する「タリーズコーヒー」も同県内の5店舗全店で通常より営業終了時刻を早めた。店舗に被害は無いが、従業員の安全面を考慮した。

コンビニエンスストアでは、店舗の休業や配送の遅れなどが発生している。従業員の避難などのため、セブン―イレブン・ジャパンは鹿児島県内の4店舗、ファミリーマートは同県内の4店、ローソンは鹿児島、宮崎両県内の計5店舗が休業している。

スーパーでもイオングループのマックスバリュ九州が運営する鹿児島市内の食品スーパーが2店で営業を休止。ユニクロは鹿児島県や宮崎県などの店舗のうち、1店の営業を休止し、正午に閉店した店を含め計11店の営業時間を繰り上げた。紳士服大手の青山商事AOKIHDも同県内の店舗の臨時休業を決めるなど影響が広がっている。

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