日本MS平野社長が8月退任、米国本社の副社長に
日本マイクロソフトは3日、平野拓也社長(48)が8月31日付で退任すると発表した。9月1日付で米国本社の顧客企業のデジタル活用を推進する新設部門の副社長に就任し、日本法人の特別顧問を兼務する。日本法人の後任の社長は後日、発表するという。

平野氏は2015年に日本法人の社長に就任した。クラウド関連事業の拡大を推進し、売上高の過半をクラウド関連が占めるようになった。6月には業種特化型の販売パートナー制度をマイクロソフトの各国の法人に先駆けて始めた。富士フイルムや大日本印刷などIT(情報技術)専業ではない企業に、クラウドのITシステムのモデルなどを紹介する仕組みだ。
米国法人では、人工知能(AI)などの導入をパートナー企業と推進する部門の副社長に就く。