2019年8月25日(日)

神戸女児殺害、無期確定へ 最高裁が死刑破棄を支持

2019/7/3 17:34
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神戸市長田区で2014年9月、小学1年の女児(当時6)が殺害された事件で、殺人やわいせつ目的誘拐などの罪に問われた君野康弘被告(52)について、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は3日までに、検察側の上告を棄却する決定をした。1日付。一審・神戸地裁の裁判員裁判の死刑判決を破棄して無期懲役とした二審・大阪高裁判決が確定する。

第1小法廷は決定で、殺害の計画性が認められないなどとし、「犯行全体からうかがわれる生命軽視の姿勢は明らかだが、甚だしく顕著とまではいえない」と指摘した。

そのうえで「死刑が究極の刑罰であり、適用は慎重に行わなければならないことや公平性確保の観点から、刑事責任は重大だが、死刑を選択することが真にやむを得ないとまでは言いがたい」と結論づけた。

一、二審判決によると、君野被告は14年9月11日午後、長田区の路上で女児に「絵のモデルになってほしい」と声をかけて自宅に誘い込み、同日、首をナイロンロープで絞め、包丁で刺して殺害。その後に遺体を切断して遺棄した。

16年3月の一審・裁判員裁判の判決は殺害の計画性が認められないとする一方、殺害方法の残虐性などから「生命軽視の姿勢が甚だしい」として死刑を言い渡した。

17年3月の二審判決は殺害の計画性について「偶発的側面を否定できない」とし、「公平の観点から死刑の選択が許容される事案とはいえない」などとして無期懲役とした。

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