ファストリ、買い物袋を紙製に 9月から全店で順次切り替え

2019/7/3 12:25
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ユニクロを運営するファーストリテイリングは3日、9月から再生紙などを使った買い物袋に順次切り替えると発表した。全世界のグループブランド3500店舗が対象で、従来のプラスチック製を全廃する。同時にエコバッグを販売し、国内のユニクロなどの紙製バッグも有料にする。2020年までに店頭で使うプラスチック使用量を85%削減し、環境に配慮する姿勢を打ち出す。

9月から紙製に順次切り替える(ユニクロの紙製の袋)

ユニクロが世界で顧客に提供する買い物袋は年間数億枚に上る。既に欧州など環境規制が厳しい一部地域では、紙製の袋に替えたが、大半の店舗ではプラスチック製の袋を使っていた。

まず、9月から日本など世界12の国・地域で使うプラスチック製の袋について、FSC認証(森林認証)を受けた紙や再生紙の紙袋に順次切り替える。欧州のユニクロや「セオリー」など既に紙製を使う地域でも環境配慮型の紙に切り替える。

国内外のユニクロやGU(ジーユー)やグループブランドの店舗ではエコバッグを販売する。購入促進を目的に、欧州や北米の店舗で同月から紙製の袋を有料にする。日本のユニクロやGUでは20年1月14日から、紙製の袋を税別10円にする予定だ。

肌着などを包装する透明の商品パッケージでもプラスチック製を廃止し、代替素材に切り替える。19年秋冬商品からユニクロの室内履きなど一部商品で取りやめた。機能性肌着「ヒートテック」や「エアリズム」でも紙製などの代替素材に切り替えるため検証を進めている。

ファストリの柳井正会長兼社長は常々、サステイナビリティー(持続可能性)に関して「あらゆる企業にとって最大の課題だ」と語っていた。一連の取り組みを通じ、20年までに全世界のファストリグループ店舗で使うプラスチックを約7800トン削減できる見込みで、環境面でもグローバルブランドの役割を果たす考えだ。

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