イージス調査ミスを陳謝 防衛相、山口知事と会談

2019/7/3 11:21 (2019/7/3 12:50更新)
保存
共有
印刷
その他

「イージス・アショア」配備計画を巡り、山口県庁を訪れ経緯を説明する岩屋防衛相(3日午前)=共同

「イージス・アショア」配備計画を巡り、山口県庁を訪れ経緯を説明する岩屋防衛相(3日午前)=共同

岩屋毅防衛相は3日、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備計画を巡り、候補地の一つである陸上自衛隊むつみ演習場(山口県萩市、阿武町)を抱える同県の村岡嗣政知事らと県庁で会談した。防衛省調査でミスや不手際が相次いでいることを陳謝。「調査をやり直した上で、丁寧な説明を行う」と述べた。村岡氏は再発防止を要請。阿武町の花田憲彦町長は「町を挙げて反対だ」として、配備断念を改めて求めた。

岩屋氏はイージス・アショア配備に関する同省調査のミスについて、配備候補地の秋田、山口両県への謝罪を終えた。今後、地元の信頼回復に全力を挙げる方針だが、理解を得られるかどうかは不透明だ。会談で、ミサイル防衛を巡り「わが国の防衛力の大きな柱だ。万全な態勢が国民を守ることにつながる」と述べ、イージス・アショア配備への理解を重ねて訴えた。

会談で村岡氏は防衛省の一連の不手際について「同省のデータはイージス・アショアの地元への影響を確認する上で、一番の基礎となる。二度と起こらないよう、しっかりしてほしい」と要求。萩市の藤道健二市長は「ミスがあるような資料は信頼できないと言われても仕方ない」と語った。

イージス・アショア配備計画では、もう一つの候補地の陸自新屋演習場(秋田市)を「適地」とした調査で、山の仰角を過大に計算していたことが判明。むつみ演習場を巡る調査でも、高台の標高に国土地理院のデータとのずれが見つかった。

岩屋氏は6月、秋田県を訪れ、佐竹敬久知事らに謝罪している。

〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]