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米民主党議員ら、移民施設の衛生管理を批判

【ニューヨーク=関根沙羅】民主党議員らがトランプ政権による移民収容施設の管理体制に対する批判を強めている。オカシオコルテス下院議員ら十数人の議員がこのほどメキシコとの国境近くにある移民収容施設を訪問。施設の衛生環境の不備を指摘し、収容されている移民の待遇向上を訴えた。

オカシオコルテス下院議員らは1日、メキシコ国境近くの移民収容施設を訪問した=ロイター

1日に施設を訪問したオカシオコルテス氏は現地の様子について「警備員らは(移民の)女性たちを水がない監房にとじ込め、トイレから水を飲むようにと言った」などとツイートした。施設を監督する米税関・国境警備局(CBP)のロバート・ペレス副長官は2日、米フォックス・ニュースのインタビューで「我々の管理下にある移民は、どの施設においても清潔な水や消耗品をすぐに利用できる状況にある」と述べ、オカシオコルテス氏の主張を否定した。

オカシオコルテス氏は、プエルトリコ出身の移民を母に持つ移民1世で、トランプ政権の移民政策に批判的な姿勢を示してきた。1日には非営利の米調査報道機関「プロパブリカ」によって、CBPの現職員や元職員が参加するフェイスブックの非公開グループで移民や同議員に対する侮辱的なコメントが投稿されていたことが明らかになっていた。

CBPは1日付の声明で、人種や性別などに基づく嘲笑や嫌がらせなどの行為に従事しないというCBP職員向けの行動規範はソーシャルメディア上の発言にも適用されるとの見解を示し、フェイスブックへの投稿内容に関して調査を開始したと発表した。

米議会は6月末に、メキシコ国境から流入する移民急増への対応策として46億ドル(約4980億円)の支出を認める法案を可決したが、オカシオコルテス氏などの民主党下院議員らは、移民収容施設の衛生や環境向上のための措置が含まれていないとして反対の声を上げていた。

トランプ政権はメキシコからの不法移民の取り締まりを強化しており、5月にメキシコ国境からの不法入国で捕まった移民は約13万3千人と2006年以来の高水準となった。CBPのペレス副長官は2日のフォックス・ニュースのインタビューで、移民の急増により「施設は定員オーバーが続いている」とし、施設環境の改善のための資金や不法入国を防ぐための法的枠組みの改定の必要性を訴えた。

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