2019年8月19日(月)

日銀オペに減額観測 5年債、織り込みで金利上昇

2019/7/2 19:57
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日銀が3日の国債買い入れオペ(公開市場操作)で買い入れ額を減らすとの観測が市場で高まっている。2日の債券市場では需給の緩和を見込み、5年物国債の利回りが2週間ぶりの高水準となった。世界的に金利低下が進むなか、日本では需給が逼迫する5年物国債の利回りが2年物を下回る「逆イールド」が発生。市場は日銀がオペ減額で利回りカーブ修正に動くとみている。

日銀は3日、国債の買い入れオペを実施する。前週末に発表した7月中のオペの運営計画では、償還までの期間が「3年超5年以下」と「10年超25年以下」の国債についてオペの回数は据え置きつつ、1回あたりの買い入れ金額の幅(レンジ)を引き下げた。3日のオペで仮にレンジの中央値で買い入れれば減額になる。「市場が織り込んでいる以上の減額になるかもしれない」(SMBC日興証券の竹山聡一氏)との声もあがる。

債券市場では特に5年物国債の需給が逼迫している。2日の債券市場では利回りがマイナス0.240%と、2年債(マイナス0.220%)より低い。日銀が6月に実施した債券市場参加者会合では日銀の異次元緩和が影響しているとの指摘があった。2013年4月の政策導入後に大量に10年債を買い入れたことで、足元で残存期間5年程度の国債が少なくなっているためだ。

米国では逆イールドは景気後退の兆しとされるが、日本の場合は日銀の買い入れ要因が大きいため景気の先行きとの関連性は薄いとされる。ただ市場では「日銀は利下げを織り込む利回りカーブは修正したいはず」(国内証券)との見方がある。

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