フジ、鮮魚加工場を新設 店舗の作業業務5%削減

2019/7/2 18:25
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スーパーのフジは2日、店舗運営効率化や品ぞろえ充実のため、鮮魚の加工から出荷まで担うプロセスセンターを新設したと発表した。タイなどの三枚おろしや、すし、煮物など幅広い商品に対応する。鮮魚売上高の2割にあたる加工を担い、店舗の加工業務の5%削減を見込む。ドラッグストアなど業態を超えた競争が激化する中、中核の生鮮部門を強化する。

フジの「鮮魚プロセスセンター(PC)」は松山市郊外の沿岸部に新設した。鮮魚の仕入れから加工、中国・四国エリア全域への配送までの機能を備える。

食品運送業のムロオ(広島県呉市)の物流拠点内に入居し、延べ床面積は1400平方メートル、投資額は機器類を中心に約2億円。運営は食品製造受託のグリーンゼネラルサービス(和歌山市)に委託し、同社の従業員75人などが主に担う。

8日に試験稼働し、8月の本稼働を予定する。本稼働後は1日平均1万3000パックを加工する。将来的な需要の伸びに応じた増産も可能だ。

フジの鮮魚の出荷は従来は松山市・三津浜の拠点が担っていたが、施設の老朽化や処理能力の限界もあり鮮魚PCに移転した。精肉や青果などを各店舗に配送する四国生鮮センターも同じ建物内に移転している。

店舗では人手不足もあり、鮮魚PCへの集約による業務効率化を進める。従来通り、できたてが好まれる総菜や手間の掛かる地魚などは店舗で加工するが、フジの担当者は「削減できた時間を試食や接客販売の強化などに充て、サービスレベル向上を図りたい」と話す。

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