2019年9月19日(木)

リチウムイオン電池「軽量化重要」欧州発明家賞の吉野氏

2019/7/2 14:44
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旭化成は2日、技術進歩などに貢献した発明家に贈られる欧州特許庁の「2019年欧州発明家賞」(非欧州部門)を、同社名誉フェローの吉野彰氏(71)が受賞したことを受け記者会見を開いた。吉野氏は自身が開発し受賞のきっかけとなったリチウムイオン電池の今後について「(車載用などで)小型化よりも軽量化が重要になる」と語った。

記者会見する吉野彰氏(2日、東京都千代田区)

吉野氏は携帯電話やノートパソコンなどに使われるリチウムイオン電池の技術開発が評価され6月に同賞を受賞。日本人の受賞は、カーボンナノチューブを開発した飯島澄男氏らやQRコードを開発した原昌宏氏らに続く3件目。

リチウムイオン電池の今後の技術開発について吉野氏は「電気自動車(EV)向けでは航続距離を延ばすことが課題」としつつ、軽量化については「(内部に使う)銅箔などが重くなってくる。そこをどう削っていくかが大切だ」と述べた。

吉野氏は大阪府出身で、京大大学院修了後、旭化成工業(現旭化成)に入社。1980年代に小型で軽量の充電池の開発に成功し、携帯電話やノートパソコンの普及に貢献。EVの実現も可能にした。最近はノーベル化学賞の受賞候補者として毎年、名前が挙がり受賞に期待がかかる。

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