2019年7月22日(月)

米アプライドCEO「技術革新早める」 日立系買収で

エレクトロニクス
北米
AI
モバイル・5G
2019/7/2 1:00
保存
共有
印刷
その他

データ量の拡大と半導体装置の需要について講演するアプライドマテリアルズのディッカーソンCEO(2018年7月、米サンフランシスコ)

データ量の拡大と半導体装置の需要について講演するアプライドマテリアルズのディッカーソンCEO(2018年7月、米サンフランシスコ)

半導体製造装置世界最大手の米アプライドマテリアルズ(AMAT)は1日、旧日立製作所系の装置メーカー、KOKUSAI ELECTRIC(東京・千代田)を買収すると正式発表した。ゲイリー・ディッカーソン最高経営責任者(CEO)らは電話会見を開き、KOKUSAIの買収の意義について「技術革新の速度を早め、株主価値を大きく高められる」と強調した。

買収総額は約22億ドル(約2380億円)でEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)の7.3倍に相当する。ダン・ダーン最高財務責任者(CFO)は「半導体製造装置業界で起きた最近のM&A(合併・買収)と比較しても非常に魅力的な水準だ」と指摘。そのうえでKOKUSAIの業績が2016年度から18年度にかけて、売上高が年率20%超のペースで増え、売上高営業利益率が17.5%から21%に改善したことを明らかにした。

KOKUSAIと同業大手のオランダのASMLとの間で起きた特許侵害問題についても言及した。すでに一部の訴訟は解決の見通しがたっており、「残る仲裁手続きも2社の話し合いで数カ月以内に解決することを期待している」(同社)とした。買収に向けて大きな障害にはならないとの見方を示した。

AMATとKOKUSAIが今後直面する課題の一つが各国での独禁法審査だ。今回の買収では中国や韓国など6カ国で当局の審査を受けるという。ディッカーソンCEOは「当社は中国での長い事業経験があり、規制当局に今回の買収を公平に扱ってもらえると考えている」と語った。1年以内に買収手続きの完了を目指す。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。