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楽天メディカル、事業認可取得 医薬製造販売で

がんの治療技術を開発するスタートアップ企業の楽天メディカル(米カリフォルニア州)は1日、都内で事業説明会を開き、日本で医薬品と医療機器の製造販売業許可を取得したと発表した。同社は光と薬剤でがん細胞を狙い撃ちする「がん光免疫療法」の臨床試験(治験)を国内外で進めており、事業化に向けて前進をアピールした。

楽天メディカルの説明会に臨んだ楽天の三木谷浩史社長(中)(1日、東京都内)

同社は2011年創業の米スタートアップ、旧アスピリアン・セラピューティクスが前身。楽天の三木谷浩史社長が18年に約167億円を個人で出資し、筆頭株主となった。三木谷氏は楽天メディカルの会長を務める。

同社初の事業説明会で三木谷氏は、現在は少額にとどまる楽天本体による楽天メディカルへの出資比率を20%程度に高めたい考えも表明した。

三木谷氏によると楽天メディカルは既に楽天の技術研究所との共同プロジェクトに着手。「楽天メディカルは研究開発から商用化までを一気通貫で手掛ける世界的なヘルスケア企業を目指す」と、意気込みを示した。

光免疫療法は米国立衛生研究所(NIH)の小林久隆主任研究員らが開発した治療法。がん細胞表面のたんぱく質にくっつく抗体と光に反応する分子を結合させた薬剤を患者に注射し、患部にレーザーで赤色光を当てると、光に反応する分子が変化を起こしてがん細胞を選択的に破壊する。

頭頸(とうけい)部がんや食道がんなど対象は幅広く、副作用は少ないという。楽天メディカルは最終段階の治験を米国や日本など十数カ国で進めている。三木谷氏は承認申請の時期については明らかにしなかった。

楽天メディカルは当面は光免疫療法の実用化に力を入れるが、将来は他の治療法なども手掛けたい考えだ。

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