EPA交渉の加速確認へ 日トルコ首脳会談
安倍晋三首相は1日夜、トルコのエルドアン大統領と首相官邸で夕食をともにしながら1時間会談した。両首脳は経済連携協定(EPA)の早期妥結に向けて交渉を加速することを確認した。首相の6月中旬のイラン訪問を踏まえ、緊張が高まる中東情勢についても意見交換した。
首相は会談の冒頭で「日本とトルコは歴史的友好国から戦略的パートナーという次元にきた。このパートナーシップをさらに高みに引き上げたい」と述べた。
日本政府はエルドアン氏の今回の来日時にEPAで大枠合意する段取りを描いたが、詰めを残し、秋ごろの決着をめざす。会談では防災分野での協力強化や、教育・文化人材の交流の促進も申し合わせた。
両首脳の会談は2018年12月以来、11回目。エルドアン氏は6月29日に閉幕した20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)に合わせて来日した。