2019年7月21日(日)

御嶽山、夏の山頂登山可能に 観光・山の魅力PR

サービス・食品
コラム(地域)
北関東・信越
2019/7/1 19:27
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長野・岐阜両県にまたがる御嶽山が1日午前、山開きした。2014年の噴火災害後初めて夏山シーズンに山頂登山が可能になり、登山道の入り口へ向かう御岳ロープウェイ(長野県木曽町)の乗り場には早朝から登山客が列を作った。地元の関係者は山の魅力や観光をPRする一方、安全登山の啓発活動に取り組んだ。

御嶽山開山でロープウエー乗り場に急ぐ登山客(1日午前、木曽町)

アルプホルン演奏で登山・観光客を迎える(6月29日)

御岳ロープウェイの山麓駅では1日、木曽地区山岳遭難防止対策協会のメンバーらが入山者に安全な登山を呼びかけた。

火山情報の発信の担い手となっている「御嶽山火山マイスター」のグループは、同ロープウェイの山頂駅で安全啓発活動に取り組むとともに、山頂付近の立ち入れ規制解除の様子をテレビ電話で山頂駅へ生中継し、観光客に現地の様子を解説していた。

御岳ロープウェイでは6月29、30の両日、開山前夜祭を開催した。木曽地域のヒノキで作られた楽器「アルプホルン」を演奏して登山・観光客を迎える一方、木曽地域の伝統的な和菓子「朴葉巻」など特産品の物産市を開き、にぎわいづくりに取り組んだ。

同ロープウェイを運営するアスモグループの今孝志社長は「(夏山シーズンで)5年ぶりに頂上まで登れるようになり、登山の達成感が得られる噴火前の姿に戻る。1人でも多くの人に足を運んでもらいたい」と話す。

同ロープウェイは年間10万人の利用客があったが、噴火で2万7千人程度にまで落ち込んだ。利用客は徐々に回復基調にあり、今シーズンは5万人程度の利用を見込んでいる。

木曽地域を訪れる観光客数が長期的に減少傾向にあるなか、噴火でさらに落ち込んだ。長野県木曽地域振興局によると、18年の木曽地域全体の延べ観光客数(速報値)は216万4千人で、前年比0.7%減となり、回復には至っていない。地元では夏山シーズンにおける山頂登山解禁を機に、観光客増加への期待が高まっている。

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