2019年8月18日(日)

中国EVのBYD、デザイン拠点新設 車設計強化

アジアBiz
2019/7/1 19:30
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【広州=川上尚志】中国電気自動車(EV)最大手の比亜迪(BYD)は、広東省深圳市の本社に自動車などのデザインを専門に扱う施設を新設した。これまで国内外に点在していた約200人のデザイナーを新施設にまとめ、自動車の設計開発を強化する。EVなどエコカーの中国市場は成長が続くが、新規参入企業も多く競争は激しい。今後は若者向けなど独自のデザインを強く打ち出すなど差別化を進め、勝ち残りを目指す。

中国EV最大手のBYDは約200人のデザイナーを収容する拠点を新設した(広東省深圳市)

BYDがこのほど新設した「デザインセンター」は建築面積が1万2600平方メートル。約200人の自社デザイナーのほか、外部の関連スタッフも100人程度が同時に仕事ができるようにした。

自動車を設計する作業場所のほか、デザイン用の模型を作る空間なども設けた。主力のEVだけではなく、中国内外で受注拡大を目指しているモノレールなどのデザイン設計も手掛けるという。

経営トップの王伝福董事長は新拠点について、「今後は技術とデザインの両方のバランスを取っていきたい」と説明し、デザイン分野に一段と注力する考えを示した。

BYDの2018年のEVなどのエコカーの販売台数は約25万台で中国首位。ただ中国政府はEVなどエコカーに対する補助金を段階的に減らしており、市場の成長が鈍化する恐れが出ている。 さらに新興のEVメーカーのほか、中国のEV市場には米テスラなど外資も本格参戦し、競争は激しさを増す。BYDはEVのデザインを強化することなどで他社との違いを打ち出し、今後の成長につなげたい狙いだ。

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