静岡市とJR東海、リニア工事、林道整備で協定、80億円をJR東海が負担
JR東海と静岡市は1日、リニア中央新幹線の南アルプストンネル静岡工区の建設現場への林道東俣線の改良工事に関する協定を結んだ。工事費は約80億円を見込み、JR東海が全額負担する。未舗装の林道約27キロを車両が通行しやすいよう整備し、安全性を確保する。今夏にも着手し2022年をめどに完了する。
林道は路面の凹凸が多く、落石などの危険性も高い。市とJR東海はトンネル工事を見据え、必要な道路舗装や落石対策などを協議してきた。協定では全線を舗装するほか、道路拡幅を140カ所、ガードレールの新設や補修7キロ、斜面対策工事230カ所などを実施することを盛り込んだ。