旧菊池医療刑務支所が解体 ハンセン病問題の歴史伝え

2019/7/1 11:02
保存
共有
印刷
その他

全国唯一のハンセン病患者専用の刑務所だった旧菊池医療刑務支所(熊本県合志市)の解体が1日、始まった。受刑者ら計117人が収容され、ハンセン病問題の歴史を伝えてきた建造物が姿を消すことになる。

解体が始まった旧菊池医療刑務支所(1日午前、熊本県合志市)=共同

解体が始まった旧菊池医療刑務支所(1日午前、熊本県合志市)=共同

この日は朝から重機が入り、鉄筋コンクリート2階建ての建物のひさしなどを崩した。週内にはおおむね終わる見通し。

市教育委員会によると、敷地内には市立の小中一貫の「合志楓の森小学校・同中学校」が2021年4月に開校予定。名前は隣接する国立療養所「菊池恵楓園」にちなんだ。校門前の石碑には刑務支所の歴史を記すという。

同刑務支所は1953年に開設し、97年に閉鎖。ハンセン病患者とされた男性が冤罪を訴えながら死刑となった「菊池事件」は、同刑務支所などに設置された「特別法廷」で審理された。最高裁は16年、特別法廷の設置が差別的で違法だったと認め謝罪している。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]