商業捕鯨再開の日本、19年捕獲枠は220頭前後

日本が1日、31年ぶりに再開する商業捕鯨で、2019年12月末までの捕獲枠がわかった。上限はおよそ220頭となる。7月1日から10月前半まで試行的な操業に入る。その捕獲状況を見極めながら、その後の計画を検討する構えだ。
【正式発表】商業捕鯨、19年の捕獲枠上限227頭 1日出航
19年12月末までの捕獲枠の主な内訳はニタリクジラ150頭、ミンククジラ50頭、イワシクジラ25頭前後などとなっている。日本鯨類研究所(東京・中央)や海外科学者の検算も踏まえ、持続可能な捕鯨枠を決めた。
日本は6月末に国際捕鯨委員会(IWC)から脱退した。南極海で昨年末から今春にかけ調査名目で捕獲したのはミンククジラ333頭だった。7月から始める商業捕鯨では、捕獲する海域も鯨種も異なる。