ロシア上院幹部「中ロなしに解決せず」、米朝会談受け

2019/6/30 21:17
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【ウィーン=小川知世】トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が30日に会談したのを受け、ロシア上院のコサチョフ国際問題委員長は同日、「ロシアと中国の参加なしに問題の長期的な解決はできない」と述べた。北朝鮮の非核化を巡り、多国間の枠組みによる協議を促した。インタファクス通信が伝えた。

ロシアは多国間による北朝鮮の非核化協議を訴えている(4月、ロシア極東ウラジオストクで開かれたロ朝首脳会談)=AP

コサチョフ氏は「緊張緩和につながれば、全ての国にとってプラスだ」と会談自体は歓迎した。米朝が非核化に関する実務者協議の再開で合意したのに触れ「国連安全保障理事会の支援の下、多国間の枠組みでの協議に戻るのがより正しい」と主張した。トランプ氏について「名声を独り占めしたいと思っている」とも評し、米国が2国間の取引にこだわることに警戒感を示した。

ロシアのプーチン政権は米朝による対話の継続を支持する一方で、中ロを交えた協議が不可欠だと主張してきた。非核化交渉への関与を強め、朝鮮半島情勢への影響力の確保を図るとみられる。

中国メディアは米朝首脳会談の模様を逐一速報で伝えた。中国共産党の機関紙、人民日報(電子版)はトランプ氏と金正恩氏が並んで軍事境界線を越え北朝鮮側に足を踏み入れる場面を拡大写真にして掲載した。

保守的な論調で知られる中国共産党系メディアの環球時報(電子版)は米朝首脳が板門店で握手する様子をとらえ「歴史上前例がない」と伝えた。

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