夕食会の首相挨拶に批判 「障害者への配慮ない」

2019/6/29 23:37
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安倍晋三首相がG20大阪サミット初日の28日夜の夕食会のあいさつで、大阪城の復元時にエレベーターを設置したのは「大きなミス」と発言し、「障害者への配慮が足りない」などと批判が出ていることが29日、分かった。

安倍氏はあいさつで「明治維新の混乱で大阪城の大半は焼失したが、天守閣は忠実に復元された。しかし、一つだけ大きなミスを犯した。エレベーターまで付けてしまった」と述べた。

先天性四肢欠損症で、公共施設でのバリアフリー設備の設置を求めている作家の乙武洋匡氏は、安倍氏の発言を引用し、ツイッターで「とっても悲しい気持ちになる」と不快感を示した。

城郭建築のエレベーター設置を巡っては、名古屋城天守閣の木造復元を目指す河村たかし名古屋市長の方針を巡り、障害者団体が設置を求める署名活動を展開する騒動に発展している。

インターネット上では「お年寄りは階段を上れない」「バリアフリーや共生社会の姿勢がない」などの批判が多く出た。「『忠実に復元された』という文脈なので問題ない」との意見もあった。

G20サミットに出席した各国首脳や配偶者らは28日夜、大阪城を背に記念写真に納まった。各国首脳から安倍氏のあいさつに対して目立った反応はなかった。〔共同〕

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