「大麻の使用構わない」中学生で増加 18年調査

2019/6/28 18:26
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大麻や覚醒剤、危険ドラッグの使用を「少々なら構わない」「全く構わない」と考える中学生が増えていることが28日までに、国立精神・神経医療研究センターが2018年に実施した全国調査で分かった。16年の前回調査と比べ、大麻は1.5%から1.9%と他の薬物よりも伸びていた。インターネットの影響とみられる。

1月に逮捕された中学生が所持していた乾燥大麻=福井県警提供・共同

大麻乱用で摘発された少年少女は14~18年で5倍超となっており、背景には、こうした容認姿勢の広がりがあるようだ。

回答した中学生約7万人のうち、大麻や覚醒剤の「使用経験がある」とした生徒は0.3%と横ばい。違法薬物を入手できると答えた割合も前回から減ったものの、8%を超えている。依然として薬物乱用が拡大しかねない状況が続いており、違法薬物の危険性を伝える取り組みの強化が求められる。

中学生を対象とした薬物乱用などの意識・実態調査は1996年から隔年で実施されており、今回で12回目。18年9~12月、全国の183校(国立1校、公立175校、私立7校)の1~3年の生徒から回答を集めた。

薬物乱用について「構わない」と答えた生徒の割合は、シンナーなどの有機溶剤1.6%(前回1.4%)、覚醒剤1.5%(同1.2%)、危険ドラッグ1.3%(同1.1%)だった。学年が上がるごとに容認する割合が高くなる傾向がみられた。

薬物入手に関して「簡単に手に入る」「なんとか手に入る」と答えた生徒を合わせると、有機溶剤が11.0%、大麻8.4%、覚醒剤8.5%、危険ドラッグ8.3%になった。いずれも前回から1ポイント前後減ったが、一部の生徒に身近な存在であることをうかがわせた。

使用経験がある生徒は、有機溶剤346人(0.5%)、大麻が249人(0.3%)、覚醒剤231人(0.3%)、危険ドラッグ215人(0.3%)だった。有機溶剤と危険ドラッグはそれぞれ0.1ポイント増加した。〔共同〕

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