買い物代行のツイディ、置き配3社と実証実験
買い物代行サービス「Twidy(ツイディ)」を運営するダブルフロンティア(東京・千代田、八木橋裕社長)は利用者が指定した場所に荷物を届ける「置き配」関連の3社と実証実験を始める。置き配関連企業と組み、配達のタイミングで荷物を受け取るのが難しい利用者の利便性を高める狙いだ。

実証実験を始めるのは置き配バッグ「OKIPPA(オキッパ)」を展開するYper(イーパー、東京・渋谷)、定額制スマートロック「bitlock LITE(ビットロックライト)」を展開するビットキー(同・中央)、スマートフォンで開け閉めできるロッカーを提供するSPACER(スペースアール、同・港)の3社。
7月からツイディがサービス提供しているライフ渋谷東店(東京・渋谷)の配達エリアで、イーパーとビットキーとの実証実験を始める。イーパーとの実験では、玄関前の「オキッパ」の置き配バッグにツイディの配達品を届ける。ビットキーとは家の扉の内側にスマートロックを取り付け、自宅のドアの内側に商品を届ける。
スペースアールとの実証実験は秋ごろに東京都内で計画している。保育園にスペースアールのロッカーを設置し、ロッカーに配達。保護者がお迎え時に買い物商品をピックアップすることを想定している。
冷蔵商品や冷凍商品には保冷剤やドライアイスを入れて対応する。置き配サービスで届けた商品は、東京海上日動火災保険が提供するシェアリングエコノミー物品保険の対象となる。
(佐藤史佳)