2019年8月26日(月)

LIXIL瀬戸CEO「サッシ事業撤退なし」

2019/6/28 17:06
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LIXILグループの社長兼最高経営責任者(CEO)に復帰した瀬戸欣哉氏が28日、記者団の取材に応じた。主力のサッシ事業について「撤退することはなく、これからも続けていく」と述べた。生産改革に取り組み、利益率を向上させる考えを改めて強調した。主なやり取りは以下の通り。

報道陣の取材に応じるLIXILグループの瀬戸欣哉社長兼CEO(東京・千代田)

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――今後、経営をどう展開していきますか。

「復帰後、『瀬戸が戻ったらサッシ事業から撤退する』という噂が社内だけでなく代理店に流れていることに驚いた。そんなことはなく、サッシ事業は重要な事業のため、今後も続けていく」

「取締役会の中で当社にとって明らかに不合理な意見を誰かに忖度(そんたく)して発言する理由がなくなった。より高い取締役会、委員会の運営をしましょうというのが取締役全員のコンセンサスだ。大きな不安は持っていない」

――創業家の潮田洋一郎氏が取締役やCEOを退任し、経営改革は進めやすくなりましたか。

「制約条件がなくなったので、うまくいくか、いかないかというのは全て私の責任になる」

――伊子会社ペルマスティリーザは、いつまでにどう対応しますか。

「答えにくい。売却すると判断した場合、時間軸を設定すれば、その時間軸の中で相手は交渉してくる。売却を表明した瞬間から、相手は安くしてほしいと言ってくる。全ての選択肢を持っていると言わざるを得ない」

――今後の経営の課題をどうみていますか。

「当社の問題は変動性の高さ。今後、アルミなどの価格が高騰したり、需要が下がったり、自然災害があったりすると、設備過剰の部分がかなり響く。利益率が高ければ、急に赤字にはならないが、当社は打たれ弱さがある。2つ目の大きな課題は海外事業について目利きができていなかったことだ。その管理は随分良くなってきているが」

――今後の目標をどう考えていますか。

「売り上げの成長よりも利益の成長を追う。10%程度の事業利益率を目標にしているが、(自らが策定していた2021年3月期までのかつての)中期経営計画では7.5%まで引き上げることを考えていたが、見直さないといけない」

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