2019年8月18日(日)

小田急や東急、忘れ物対応強化 自社保管やタグで通知

2019/6/28 16:30
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小田急電鉄は7月1日から、乗客の忘れ物の保管期間を現在の数日間から3カ月間に延長する。忘れ物の保管場所を集約・拡張することで長期の預かりを可能にし、利用者の利便性向上につなげる。東京急行電鉄は同日、大半の駅で忘れ物の自動通知サービスを始める。忘れ物・落とし物は年々増加傾向にあり、鉄道各社は顧客サービス向上へ力を入れる。

小田急は登戸駅近くに、忘れ物を預かる「お忘れ物総合取扱所」を開設する。これまでは東京都内と神奈川県内の計3カ所で預かっていたが、高架下を有効活用して1カ所に集約する。

通常、忘れ物は駅などで数日保管したのち、警察署に引き渡される。取扱所の開設により、小田急は自社で3カ月間忘れ物を預かるようにし、忘れ物をした乗客が警察署に行く必要をなくした。また、取扱所の営業時間を帰宅客が立ち寄りやすいよう年中無休の夜8時までとした。

東急は小型の電子タグを活用した忘れ物の返却サービスを、全駅の9割に当たる88駅で始める。紛失防止デバイスを手がけるMAMORIO(マモリオ、東京・千代田)のサービスを利用する。利用者はあらかじめ所持品にタグを付けスマートフォンにアプリを入れておく。忘れ物として駅に届けばスマホに通知される仕組みだ。すでにJR東日本や東京メトロなどが採用している。

東急は2016~17年に渋谷駅で同サービスの実証実験を行った。タグの所有者の増加などを踏まえ、本格的な導入を決めた。同社は「関東の鉄道事業者として最大規模の設置数だ」と強調している。

警視庁によると、都内の忘れ物・落とし物などの「遺失届」の届け出件数は18年が104万件となっており、増加傾向にあるという。駅や電車内の場合、傘や袋類の忘れ物などが目立つ。

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