2019年8月21日(水)

シンガポール・マレーシア航空、第三国へも共同運航

アジアBiz
2019/6/28 15:53
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【シンガポール=谷繭子】シンガポール航空とマレーシア航空は27日、共同運航便の拡大などで戦略提携すると発表した。経営再建中で日本航空とも提携するマレーシア航空は提携を通して早期の赤字脱却を目指す。同国政府が同社の身売りも含めた資本強化策を検討中なだけに、提携がさらに深まる可能性に関心が集まっている。

マレーシア航空は業績改善を目指し、提携を拡大している

27日に覚書に調印した。両社はすでに両国間の便で共同運航をしているが、これを第三国への路線にも広げる。マイレージサービスや貨物事業、整備でも協力し、コスト削減も狙う。スクート、ファイアフライといった両社傘下の格安航空も提携に含む。提携の実現には当局の認可が必要だ。

業績立て直しを急ぐマレーシア航空は、他社との提携を加速している。シンガポール航空と組めば、顧客に提供できる国際線ネットワークを低コストで拡大できる。5月には日本航空とも包括的提携で合意している。

マレーシア航空は2014年の2件の墜落事故で業績が悪化し、国営化して不採算路線を削減し、6千人の人員を減らすなど再建に取り組んでいる。しかし格安航空との激しい競争で赤字が続いており、目標としていた19年の黒字化は難しそうだ。しびれを切らしたマハティール首相は3月、マレーシア航空は解散や売却もあり得ると発言した。

今回の発表は事業提携に限るが、「資本提携への前触れか」との臆測も出ている。マレーシア航空とシンガポール航空は1972年に分割するまで一つの会社だった。ただナショナル・フラッグの売却にはマレーシア国内で抵抗も強く、実現のハードルは高いとの見方が優勢だ。

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