2019年8月18日(日)

インドネシア大統領選、異議棄却 ジョコ氏再選確定

2019/6/28 0:03
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【ジャカルタ=鈴木淳】インドネシア憲法裁判所は27日、4月実施の大統領選挙に関する野党陣営の異議を棄却した。憲法裁は一審制で、ジョコ大統領の再選が最終確定した。大統領選挙ではジョコ氏が55.5%の票を獲得して野党候補のプラボウォ元陸軍戦略予備軍司令官を破ったが、野党側が「大規模な不正があった」と異議を申し立てていた。

ジャカルタ中心部の憲法裁判所=AP

27日、ジャカルタ中心部の憲法裁判所付近に集まる野党支持者=AP

憲法裁の判決では、野党が主張した不正投票など複数の選挙違反について「証拠がない」などといずれも訴えを退けた。ジョコ氏の副大統領候補アミン氏について、国営企業の従業員で立候補資格がないとの野党側の訴えも認めなかった。憲法裁の決定を受けて、選挙管理委員会が数日内にジョコ氏の当選を正式に発表する。

判決を受けて、ジョコ氏は27日夜、20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)参加のため大阪に向けて出発する前にジャカルタの空港で演説し、与野党の支持者に「ひとつになってインドネシアの発展に尽くそう」と述べた。野党候補のプラボウォ氏は「憲法裁判所の判決を受け入れる」と述べ、初めて敗北を認めた。

憲法裁は選挙結果や法律の違憲審査、大統領の弾劾などを扱う一審制の裁判所で、同裁判所の決定が最終決定となる。5月24日に野党側の異議申し立てを受け、今月28日までに判決を出す予定だった。

ジャカルタ中心部では27日、憲法裁前に集まった野党支持者らが抗議デモを行ったが、大きな混乱は発生しなかった。国家警察などは偶発的な衝突が起こる恐れもあるとして、4万7千人の治安部隊を展開して警戒にあたっている。

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