2019年8月19日(月)

中国新興の有力EVメーカーNIO、4800台リコール

アジアBiz
2019/6/27 19:30
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【上海=松田直樹】中国の新興電気自動車(EV)メーカーの上海蔚来汽車(NIO)は27日、基幹部品の電池に不具合があるとして、多目的スポーツ車「ES8」4803台をリコールすると発表した。5月に駐車中の車両から発火する事故があり、調査を進めていた。18年の販売台数の約4割がリコールの対象となり、同社の経営にも一定の影響を与えそうだ。

リコール対象となったNIOの多目的スポーツ車(SUV)「ES8」(4月の上海モーターショー)

NIOによると、電池部分の部品の接触に不具合があり、絶縁体が摩耗してショートする恐れがあるという。18年4月から10月に生産された車が対象となる。同社は「該当部分を別の電池に交換して2カ月以内に修理を完了させる。18年10月20日以降に生産された車体は別の電池を使っており問題ない」としている。

NIOは「中国版テスラ」として注目を集め、18年9月にニューヨーク証券取引所に上場した。ただ、18年12月期の営業損益は96億元(約1500億円)の赤字。苦しい状況が続き、リコールは同社にとってさらなる逆風となる可能性がある。

中国政府も相次ぐEVの発火事故を受け、今月、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)を生産するメーカーに対し、発火や故障などを防ぐための安全対策の強化を命じる通知を出した。24時間体制で車両の故障を受け付ける仕組みの導入などを求めている。中国の業界団体によると、18年はEVやPHVで約40件の発火事故が起きており、消費者の不安が高まっている。

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