有価証券利回り 室蘭、旭川が上昇 REIT・外債に投資――ランキングで見る信金王国(3)

2019/6/27 19:02
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金融機関は預金のうち、貸し出しに回らない資金を株式や債券市場で運用する。2019年3月期の有価証券利回りは道内平均で0.99%。前の期から0.02ポイント低下して1%を割った。市場金利が低下するなか、過去に買った国債などが償還を迎えている。

首位となったのは室蘭信金で、利回りは0.19ポイント上昇して1.39%に達した。国債などが償還を迎えた分を国内の不動産投資信託(REIT)に振り向けた。27日時点で東証に上場するREITの分配金利回りは約3.9%と、長期金利に比べて魅力がある。

2位の北星信金は預金の半分を有価証券で運用している。中身は外債や社債の比率が高い。20年債を中心に運用し、30年など超長期の債券にも投資する。ただ、19年3月期は保有する債券が大量償還を迎え、利回りが低下した。

旭川信金も米国債の残高が増えるなどしたため、有価証券利回りが上昇した。

投資対象を広げることで、為替リスクや海外のリスクを負う可能性があり、信金ごとに考え方は様々だ。上部機関の信金中央金庫に資金を預けたり、渡島信金のように有価証券をほとんど運用しなかったりする例もある。

室蘭信金は預金に対する有価証券の比率を1割強と、道内信金の平均(約3割)以下に抑制。「運用規模を減らしてリスクを抑えている」(室蘭信金)と説明する。

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